“30メートル”ツリー点灯 クリスマス行事前に 南島原・北有馬

北有馬町を彩る高さ約30メートルの巨大ツリー=南島原市立有馬小

 南島原市北有馬町のクリスマスイベント「フェスティビタス ナタリス2022」(12月3日)を前に、会場の市立有馬小で11月1日夜、高さ約30メートルの巨大ツリーと街路樹のイルミネーション点灯式があった。年明け1月4日まで午後6~10時に点灯する。
 地域活性化につなげようと、市冬のお祭り実行委(田島万裕会長)が企画し今年で26回目。「フェスティビタス-」はラテン語で「クリスマスの祭り」を意味する。約440年前、地元の日野江城下でキリシタン文化が繁栄した当時に催されていた行列などを再現している。
 ツリーは2本の巨木に約5万個、周辺の街路樹計173本に約3万4千個の発光ダイオード(LED)を装飾した。1日午後7時、児童や地域住民ら約50人によるカウントダウンで点灯した瞬間、歓声が上がった。
 点灯のスイッチを押した市立北有馬中3年の林田祥汰さん(14)は「毎年色彩が変化するので、小学生のときから楽しみにしていた。町は少子高齢化で寂しくなってきたが、このイベントを通じて北有馬を有名にしたい」と意気込んでいた。

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