小児がん克服 元気にボウリング 倉敷、患者や家族ら26人交流

小児がんの闘病を克服し、ボウリングを楽しむ子どもたち

 小児がんを経験した子どもたちや家族らが3日、倉敷市松島のボウリング場でボウリング大会を開いた。重い病気を克服した子どもたちは元気にプレーしていた。

 岡山県や福山市の患者と家族らでつくる「あゆみの会」の小中高校生の7家族計26人が参加した。会によると、子どもたちは一緒に過ごすことで「苦しかったのは自分だけじゃない」と実感し、病気のこと以外に進学や将来の目標などを相談できる間柄になるという。この日は兄弟や姉妹も訪れて楽しそうにボールを投げ、ストライクやスペアに歓声が上がっていた。

 大会は長い闘病生活を経験し、再発の不安など同じ悩みを抱える家族が情報交換する場でもあり、代表の青山由香里さん(42)は「子どもたちは楽しみにしていた。顔を見るだけで安心するし、元気でいようとの気づきにもつながる」と話した。

 アフラック生命保険の県内代理店でつくる「アフラック岡山県アソシエイツ会」の支援を受けて実施した。

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