歴代城主の名前や家紋… 島原城ゆかりの「武将印」販売 築城400年の機運醸成へ

5日から販売している全7種類の「武将印」と特製の紙袋=島原市城内1丁目、島原城

 2024年の島原城築城400周年を前に、歴代城主らの名前や家紋などを記載した新たな記念品「武将印」の販売が5日、同城天守閣窓口で始まった。運営する島原観光ビューローの担当者は「武将印をきっかけに400周年の機運が高まり、島原の歴史に興味を持ってほしい」とPRする。
 武将印は城主印とキリシタン印の全7種類(A6サイズ)。城主印は4氏19代の城主のうち、城を築いた初代島原藩主の松倉重政、能楽文化を持ち込んだ5代目藩主の松平忠房のほか、島原・天草一揆(島原の乱)後の復興に尽くした高力(こうりき)忠房、藩の安定に努めた戸田忠盈(ただみつ)の4種類。キリシタン印は、島原の乱の総大将・天草四郎ら島原ゆかりのキリシタンの名前や洗礼名が描かれた3種類。
 1枚300円。城主印セット(全4種類、800円)、キリシタン印セット(全3種類、600円)もある。歴代の全城主名などが記された特製紙袋入り。島原観光ビューロー(電0957.62.4766)。

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