「小さい子を助けられるように」希望が丘特支の生徒 乳幼児と笑顔で交流

手遊びを楽しむ参加者=諫早市立たらみ図書館

 乳幼児との触れ合いを通し、相手に伝える力などを学ぼうと、諫早市多良見町の長崎県立希望が丘高等特別支援学校の生徒が10月27日、同町の市立たらみ図書館でおはなし会を開いた。
 国語と家庭の2教科を合わせた授業の一環。同校教諭が初めて企画した。
 2年生32人は、乳幼児に対する話し方や手遊びなどを事前に練習。当日は新型コロナ対策のため、15人が参加し、仕掛け絵本や手作りのおもちゃなどを使いながら親子5組と触れ合った。
 生後8カ月の長女と訪れた同町の松本侑紀さん(31)は「ずっと笑顔で目を見て語りかけてくれ、とても引きつけられた。娘も楽しそうだった」と笑顔。小川清志朗さん(17)は「経験を生かし、小さい子を助けられるようになりたい」と話した。

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