来春の長崎市長選 原拓也氏が出馬意向 近く正式表明へ

原拓也氏

 任期満了に伴う来春の長崎市長選に、同市の会社経営で市PTA連合会顧問の原拓也氏(54)が無所属で立候補する意向を固めた。6日、長崎新聞の取材に対し明らかにした。近く正式表明する見通し。
 同市では西九州新幹線やMICE施設の開業など「100年に1度のまちづくり」が進むが、原氏は取材に対し「一般市民の実生活にほとんど影響がなく、むしろ少子高齢化やコロナ禍でまちに元気がなくなっている」と指摘。「次世代の子どもたちのために長崎を希望が持てるまちにしたい」と述べた。
 原氏は同市出身。東大法学部卒。市PTA連合会長や長崎青年会議所の専務理事などを務めた。2019年の県議選長崎市区に無所属で立候補し落選した。
 同市長選で出馬の動きが表面化するのは初めて。4期目の現職、田上富久氏(65)は自身の進退について年内に公表する意向を示している。


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