虹の上を走る「かもめ」 長崎市の新幹線絵画コン 最優秀賞に古池君(長大付属小3年)

最優秀賞を獲得した古池君の作品

 子どもたちに西九州新幹線(長崎-武雄温泉)への関心を高めてもらおうと、長崎市が開催した「新幹線絵画コンクール」の表彰式が、市役所であった。最優秀賞には、四季を通じて長崎を楽しんでほしいとの願いを込めた古池惺君(長崎大付属小3年)の作品が選ばれた。全応募作品は14日~来年1月11日、長崎駅東口駅前広場に展示する予定。
 2020年から毎年開き3回目。今年は「ゆめをはこぶよ!新幹線」の募集テーマに対し、市内の小学生から328点の応募があった。最優秀賞1点と優秀賞6点が選ばれた。

賞状を受け取った古池君(前列右から3人目)ら=長崎市役所

 古池君は虹の上を走る西九州新幹線かもめの下に、桜、ヒマワリ、もみじ、雪に覆われた四つの山を描いて四季を表現。眼鏡橋や大浦天主堂、ランタン、ハタ揚げなど、長崎ならではの名所や行事の絵もところ狭しと詰め込んだ。過去2年は次点の優秀賞で、最優秀賞は今回が初めて。10月28日にあった表彰式で、古池君は新幹線や飛行機が好きだといい「ぜひ行ってほしいなと思いながら、長崎の魅力を描いた」と語った。
 田上富久市長は式で、「みんなが工夫して、かもめのかっこいい姿を描いてくれた。長崎のまちの変化も楽しみにしてほしい」と受賞者をたたえ、それぞれに賞状を手渡した。

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