佐世保・鹿町中 統合50周年記念式典 地域住民ら節目祝う

鹿町中の統合50周年を記念して開かれた式典=佐世保市鹿町町

 旧北松鹿町村にあった二つの中学校が統合して発足した長崎県佐世保市立鹿町中(池田利夫校長、83人)で、統合から50周年を記念する式典が開かれた。生徒や職員、地域住民らが学校の節目を祝い、これまでの歩みに思いを寄せた。
 現在の鹿町中は、ともに1947年創立の旧鹿町中と旧歌浦中が一つになって発足。72年に名称を、翌年に校舎を統一した。今年3月末までに3918人が卒業した。
 式典には朝長則男市長ら来賓を含む約160人が出席。卒業生で、式典実行委員長の新立幸市さん(63)が「厳しくも温かく指導していただいた歴代の先生方、献身的に支えていただいた地域のみなさんに心から感謝」とあいさつ。生徒を代表して2年生の吉永結翔さん(13)が「鹿町中には、学校と地域が一体となったあいさつ活動などの伝統がある。この伝統をより良くしたい」と決意を述べた。
 スクリーンに過去の写真を映し出し、学校の歴史を振り返った。


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