月が地球の影にすっぽり入る「皆既月食」が8日、長崎県内をはじめ全国で観測され、月が欠け赤銅色の満月となる天体ショーを各地の住民が楽しんだ。
長崎市科学館と国立天文台によると、午後6時9分から月が欠け始め、完全に隠れる皆既食は7時16分から8時42分まで続いた。今年開業30周年を迎えた佐世保市のハウステンボス(HTB)では、シンボルタワー「ドムトールン」と天体ショーの共演となり、来場者が見上げた。
月が天王星を隠す「天王星食」も、県内では月食中の午後8時20分ごろから約55分間起きた。惑星が月に隠れる「惑星食」が皆既月食中にあるのは442年ぶり。次回は2344年の土星食という。
「皆既月食」 ハウステンボス・ドムトールンと共演
- Published
- 2022/11/09 09:55 (JST)
- Updated
- 2022/11/10 12:43 (JST)
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