皆既月食と天王星食 同時に撮影 倉敷科学センター学芸員

倉敷科学センター屋上で三島学芸員が撮影した皆既月食=右下(8日午後6時20分)から左上(同9時37分)まで5枚を合成(同センター提供)

 月全体が地球の影に入る「皆既月食」と月が天王星を隠す「天王星食」が同時に起こった8日夜、倉敷科学センター(倉敷市福田町古新田)の三島和久学芸員(52)がその様子を写真に収めた。

 月食は午後6時8分に始まり、7時16分から8時42分にかけて皆既状態となった後、9時49分まで続いた。8時28分からは天王星食も発生。国内で皆既月食中に惑星食が見られるのは442年ぶりの出来事だった。

 三島学芸員はセンター屋上から撮影。「雲一つない理想的な空だった。今回月は暗めだったが、その分天王星などもよく見えた」と話していた。

© 株式会社山陽新聞社