「年末に向け 法的整理増える可能性」 広島県 10月企業倒産 10件 主要因は「販売不振」

民間の信用調査会社によりますと、先月の広島県内企業の倒産件数は10件でした。

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帝国データバンクによりますと、先月の県内の倒産件数は10件で、ことし最も多い6月に次ぐ数となりました。

負債総額は前の月より7億1200万円多い11億6100万円で、10億円を上回るのは2か月ぶりだということです。

業種別では、「小売」が5件、「サービス」が3件、「建設」「製造」が1件ずつで、主な要因は10件とも「販売不振」となっています。

帝国データバンクは、円安の急激な進行や物価高などから「財務内容が悪化している企業は多い」としています。そして、「資金繰り支援体制を考えれば、倒産急増の可能性は低いものの、収益改善が見込めないなどの理由で事業継続をあきらめるかたちで法的整理に至るケースが年末に向けて増えてきそうだ」という見方を示しています。

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