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10日、ICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)と広島県が「核兵器のない世界」へ向けてのリーダーの育成を目指す「広島ICANアカデミー」の講座が始まり、海外から集まった若者たちが、被爆者の体験に耳を傾けました。
【写真を見る】「勇気に心を動かされた」 15か国の若者 被爆者の体験を聞く ICANのイベント参加
ICANアカデミーの広島セッションには、核兵器保有国の中国・フランス・アメリカからの12人を含む、15か国の若者24人が集いました。
参加者たちは、グループに分かれて、5人の被爆者の体験を聞き、原爆被害の実相に触れました。
14歳のときに爆心地からおよそ2.3キロの動員先で被爆した梶本淑子さん(91)は、被爆の惨状を伝え、「核被害を繰り返してはいけない」と訴えました。
14歳で被爆 梶本淑子さん
「真っ黒に焼かれたわたしの体を誰が見つけてくれるんだろう。長い、長い時間に感じて、本当に恐い時間でした」
オーストラリア エリザ・ニコルさん
「梶本さんの強さと、わたしたちに体験を共有させてくれる勇気に心を動かされました」
広島ICANアカデミーは、あさって12日まで開かれ、最終日に研修の成果を発表します。