60代客を説得 ニセ電話詐欺被害防ぐ 山口さんに署長感謝状 長崎署

感謝状を受け取る山口さん(右)=長崎署

 長崎署は7日、ニセ電話詐欺被害を未然に防いだとしてセブン-イレブン長崎小浦町店(長崎市小浦町)の従業員、山口裕也さん(30)に署長感謝状を贈った。
 同署などによると、山口さんは10月10日、60代男性からプリペイドカードの購入方法を聞かれ、利用目的を質問。男性が「国税庁から未払いの税金があるとメールが届いた」と答えたため、同詐欺の可能性が高いと思い、店内にいた他の従業員に110番通報するよう指示。男性に購入を思いとどまるよう説得した。
 感謝状を受け取った山口さんは「どの時間に誰がレジに立っていても被害を防げるよう、来店者に声をかけるようにしたい」と話した。


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