島原の魅力「TikTok」で発信! 県内自治体初、市公式アカウント開設

島原市公式ティックトックで公開中の初回ショート動画の一場面(市提供)

 長崎県島原市は11日、動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」に初回ショート動画を公開した。県内自治体では初めての公式アカウント開設で、若年層らに同市の魅力を適宜、発信していく。
 ティックトックとは、15~60秒ほどの短い動画を簡単に作成し、投稿できるプラットフォーム(基盤)。若者を中心に国内外で人気を博している。利用者数は国内が約1300万人、世界では約12億人とされる。
 市内の観光地やイベントなどをリアルタイムの動画で伝えようと始めた。再生回数1番を目指そうと、開設日時を11月11日午前11時11分にしたという。
 市では2014年以降、交流サイト(SNS)のフェイスブックやツイッター、インスタグラムの公式アカウントを開設。各SNSを利用する主な年齢層に応じた情報を発信している。
 ティックトックの初回動画は15秒ほど。市のゆるキャラ「しまばらん」が、島原鉄道大三東駅(有明町)や観光名所の武家屋敷通り(下の丁)など4カ所で、BGMに合わせダンスを披露する内容。同日は地元のキュウリ農家、医療機関の看板犬を撮影した動画2本も投稿した。
 配信は週1回以上の予定。市シティプロモーション課担当者は「タイムリーで直観的な情報を伝えていく。若い人らへの“映える”スポットの紹介で、島原のファンを増やすツールにしたい」と話す。

© 株式会社長崎新聞社