テレビせとうち(TSC)の開局35周年を記念し、備前市出身の作曲家・歌手岡千秋さん(71)の歩みをたどるコンサート「歌づくり50年 岡千秋ふるさとステージ」の公開収録が11日夜、岡山シンフォニーホール(岡山市北区表町)で開かれた。
岡さんは中学卒業後に大阪で就職し、17歳で上京。1970年に作曲家デビューした。自身で都はるみさんとデュエットした「浪花恋しぐれ」が日本レコード大賞特別金賞に輝くなど、数々の名曲を世に送り出してきた。
ステージでは椎名佐千子さん、神野美伽さん、角川博さん、水田竜子さんが登場し、岡さん作曲の持ち歌を熱唱。岡さんも自作の「包丁一代」「波止場しぐれ」などを情感豊かに歌い上げ、約1300人の観客から盛大な拍手が送られた。
コンサートは当初2020年に開催予定だったが、新型コロナウイルスの影響で延期されていた。放送は27日正午からTSCで。