高校生が演劇熱演、表現力競う 勝央で発表会開幕、11校参加

中国大会への出場を懸けて熱演する津山東高の生徒

 「第46回岡山県高校総合文化祭演劇部門・第72回県高校演劇発表会」(県高校演劇協議会など主催)が12日、同県勝央町勝間田の勝央文化ホールで2日間の日程で始まった。県内5地区の予選を勝ち抜いた計11校が表現力などを競い、上位2校は12月下旬に山口県下関市で開かれる中国大会に出場する。

 初日は津山東、総社南、岡山東商、玉野、岡山南、倉敷青陵の6校が日頃の練習の成果を披露した。

 1番手の津山東高(津山市林田)は、生きることの葛藤や悩みを抱えた高校生たちをテーマにした物語を熱演。進路について模索する3年生が学校に行けなくなったり、交通事故に遭って部活動ができなくなったりする苦難を友人の支えや、自力で克服していく過程を描いた。

 同高2年立石麻衣部長(17)は「緊張したが、今までで最高の演技ができた」と満足そうに話した。

 新型コロナウイルスの影響で観客を入れての開催は3年ぶり。13日は後楽館、鴨方、学芸館、倉敷南、津山工の5校が登場する。

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