筆に思い乗せ演技 岡山東商が準V  倉敷で高校書道GP東中国大会

準優勝に輝いた岡山東商業高の書道部員

 「第2回全国高校書道パフォーマンスグランプリ」東中国大会が12日、倉敷市水江のイオンモール倉敷で開かれた。鳥取城北高(鳥取県)が優勝し、岡山県勢では岡山東商業高(岡山市)が準優勝に輝いた。

 岡山、鳥取両県から8校が出場。縦4メートル、横6メートルの紙に大小の筆を使って力いっぱい揮毫(きごう)し、文字の美しさとパフォーマンス力を競った。

 岡山東商業高は書道部1~3年生が、伝説の鬼神・温羅(うら)にちなんだ「うらじゃおどり」と桃太郎の物語をテーマに、そろいの鬼の面とはかま姿で登場。コロナウイルス禍などの困難を乗り越え、ともに生きていこうという思いを込め、「共生」と豪快に書き上げた。部長の2年磯部愛結さん(16)は「自分たちの思いを筆に乗せることができた」と話した。

 上位3校が発表され、3位は鳥取東高(鳥取県)だった。

 各地区大会を制した12校が出場する決勝大会は、来年1月8日にイオンモール岡山(岡山市北区下石井)で開かれる。

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