4年ぶりに開幕した栃木市最大のイベント・とちぎ秋まつりの「本まつり」が12日始まった。きらびやかな人形山車やおはやしが訪れた約13万人(主催者発表)を魅了した。13日まで。
とちぎ秋まつりは、1874年に地元で行われた神武祭典が起源。近年は隔年で行い、2018年を最後に新型コロナウイルス禍で中止されていた。
今年は繰り出す山車の間隔を広く取ったり、見物客の食べ歩き自粛を呼びかけたりするなどの感染対策を徹底し、久しぶりの実施にこぎ着けた。
この日午前は山車が巴波(うずま)川や市美術館・文学館など市中心部の各町内を巡回。午後は9台の山車が蔵の街大通りに集まり、おはやしを競い合う「ぶっつけ」を披露し盛り上がった。
見物した同市平井町、調理師鈴木政子(すずきまさこ)さん(60)は「夕方、ライトアップされた山車がとてもきれい」と話した。