ヤクルト中村悠平捕手が小学生110人に直指導 古里福井でOB内藤尚行さんらと野球教室

中村悠平選手(左)から捕球や送球のこつを教わる児童たち=11月12日、福井県の坂井市三国運動公園野球場

 東京ヤクルトスワローズの中村悠平捕手(福井県立福井商業高校出身)や球団OBによる野球教室が11月12日、福井県の坂井市三国運動公園野球場で開かれた。坂井市とあわら市の小学生球児約110人が、プロ直々の指導を体感した。

 同球団のオフィシャルスポンサー、アルミニウム加工のUACJ(本社東京)が地域貢献の一環で、製造所のある坂井市で開いた。2019年に続き2回目。

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 中村選手とOBの内藤尚行さん、宇佐美康広さん、村中恭兵さんの4人が指導にあたった。教室ではうまく走塁するためのベースの踏み方や、制球力が上がる投げ方、バッティングのこつなどを教わり、みっちり練習した。

 捕手を集めた練習で中村選手は「捕球の時、足の裏の母指球に力を入れることで、どこにでも動きやすくなる」「送球は腕だけで投げるんじゃなく、左手を引いた反動で投げると力が伝わる」などとアドバイス。児童は真剣なまなざしで耳を傾け、動きを身体に覚え込ませていた。

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