大学野球から転身の鳥山優太郎が大相撲新弟子検査合格 福井県出身「3年以内に関取」と意気込み

鳥山優太郎

 日本相撲協会は大相撲九州場所初日の11月13日、福井県勢の鳥山優太郎(19)=福井市出身、放駒部屋=ら新弟子検査合格者10人を発表した。モンゴル出身以外の8人は3日目の15日から前相撲を取る。

 鳥山は190センチ、105キロ。福井県立羽水高校、名古屋商科大学では野球部に所属していたが、今年7月の名古屋場所を観戦後、放駒部屋への体験入門などが決め手となり、大学を中退し角界挑戦を決意。引き締まった体格で手足が長く、50メートルは約6秒で走るという。10月に行われた新弟子検査で体格基準を満たし、内臓検査の結果待ちとなっていた。

 15日の前相撲で初土俵を踏むことが決まった鳥山は「緊張はあるが、けいこでやってきたことを出し、しっかりした相撲をとりたい」と力を込めた。今後の目標については「(来年1月の)初場所での序ノ口優勝、3年以内に関取になりたい」と意気込んだ。

 鳥山の合格によって福井県出身の郷土力士は計3人となった。

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