高齢者救助 翠松高生に県わかば賞 3年生4人「当たり前のこと」

県わかば賞を受けた(右から)菊川さん、服部さん、日名さん、前田さん

 高齢者を救助したとして、翠松高(倉敷市平田)の生徒4人に青少年の善行をたたえる「県わかば賞」が贈られた。

 3年菊川治稀さん(18)は帰宅途中に、転倒し頭から血を流している高齢男性を発見。通行人と一緒に、男性をおぶって移動を手伝った。

 服部晃樹さん(18)、日名真路さん(17)、前田凌さん(18)=いずれも3年=は下校中、水路に自転車ごと転落した高齢男性を見つけた。自転車と男性を協力して引き上げるとともに、男性が紛失したという貴重品を探した。

 4日に同校で伝達式があり、県青少年相談員の清板泰二郎さん(50)から賞状などを受け取った。4人は「当たり前のことで深く考えず行動していた。今後も困っている人がいたら迷わず助けたい」と話していた。

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