長崎大出身・岡選手 ボートレーサーに 18日、大村でデビュー戦

18日にプロデビューする岡選手=大村市役所

 ボートレーサー養成所(福岡県柳川市)を9月に卒業した長崎大出身の岡暢祐選手(24)が18日、大村ボートレース場(大村市玖島1丁目)でプロデビューする。デビュー戦を前に14日、園田裕史市長を訪ね抱負を語った。
 岡選手は大分県出身。長崎大では工学部に所属し、建築や機械関係の分野を学んだ。レーサーを志望したきっかけは4年時、先輩から同レース場に連れられ「レースの迫力に圧倒された」ことだったという。
 昨年10月に志願者1199人中、合格者52人という狭き門をくぐり養成所に入所。うち25人が今秋、プロデビューする。市ボートレース企業局によると、現役レーサー約1600人中、国立大卒は23人目という。
 冷静さが強みという一方、果敢に攻める姿勢が課題という岡選手。「デビュー戦は気負ってしまうかもしれないが、ピット作業など先輩の動きを今後の参考にしたい。人として魅力あるレーサーを目指す」と意気込みを語った。
 園田市長は「大村はボートレース発祥の地で、来月にはグランプリの開催も控えている。プレッシャーを力に変え、目標に向かって頑張ってほしい」と激励した。


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