女子の理系進学 “先輩”がアドバイス 長崎国際大など参加 佐賀大でリケフェス

女子中高生らに理系の魅力などを伝えた「今知りたい!理系進学で広がる未来 リケフェス」=佐賀市、佐賀大

 「女子中高生の理系進路選択支援プログラム」のイベント「今知りたい!理系進学で広がる未来 リケフェス」が13日、佐賀市の佐賀大で開かれた。佐世保、佐賀を中心に女子中高生ら約120人が参加し、理系への進路選択について関心を高めた。
 支援プログラムは佐世保市の長崎国際大、佐世保高専、佐賀県の佐賀大、西九州大の4校が取り組んでおり、“リケジョ”育成を目指す科学技術振興機構の採択事業。「見つけて私のロールモデル!」をテーマにトークセッションがあり、長崎国際大薬学部5年の坪田寛乃(ひろの)さん(23)、佐世保高専電気電子工学科5年の中村夏萌(なつめ)さん(20)ら、4校の学生が参加者の“先輩”として登壇した。
 「将来、何をやりたいかで進路を選択することが大事」「やりたいことを男女の壁で諦めないでほしい」などとアドバイスした。
 基調講演では、IT分野でのジェンダーギャップを埋める活動などに取り組む特定非営利活動法人(NPO法人)「Waffle」の田中沙弥果氏が「自分の好きなこととITを掛け合わせて世の中を変えてほしい」と思いを語った。
 このほか「犯人は誰だ?DNAと血液型で捜査せよ!」などと題した五つの実験体験会もあった。


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