長崎ペンギン水族館(長崎市宿町)で15日、6月上旬に生まれたコガタペンギン6羽が飼育場に“デビュー”した。早速、愛らしい動きを見せ、来場者の目を和ませている。
同館によると、世界最小種のコガタペンギンは臆病で神経質な性格。背中がやや青いため「ブルーペンギン」とも呼ばれる。2021年末時点の国内飼育羽数は42羽。フンボルトペンギンなどと比べ、繁殖が難しいという。
同館は06年からコガタペンギンを展示。葛西臨海水族園(東京都)から受精卵を移動させ、ふ化させる「受精卵移動」に昨年から取り組み、今年6月2日から7日にかけて6羽が誕生。9月から試験的に飼育場に出し、今月15日から展示が始まった。同館のコガタペンギン飼育羽数は計12羽となった。
田﨑智館長は「生まれた個体を生かして繁殖を進めていきたい」と話した。家族で訪れた同市矢上町の無職、相川清隆さん(64)は「孫が魚やペンギンが好きで、コガタペンギンを初めて見に来た。かわいい」と話した。
かわいい♡ コガタペンギン6羽が“デビュー” 長崎ペンギン水族館
- Published
- 2022/11/17 10:00 (JST)
- Updated
- 2022/11/18 12:52 (JST)
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