V長崎が平和ユニホームと千羽鶴寄贈 原爆資料館へ

篠﨑館長(左)に千羽鶴を手渡す笠柳選手(右)と安部選手=長崎原爆資料館

 サッカーJ2、V・ファーレン長崎の笠柳翼、安部大晴両選手らは14日、長崎市平野町の長崎原爆資料館を訪れ、選手のサインが入った平和祈念ユニホームや、ファン・サポーターらが折った千羽鶴などを寄贈した。
 V長崎の平和祈念活動の一環。クラブは2015年から折り鶴やハトなどをあしらった平和祈念ユニホームを製作し、夏季の試合で着用。ホーム戦の会場でファンやサポーターが折った鶴などをつなぎ、資料館に寄贈している。
 寄贈式で笠柳選手は「長崎のプロサッカー選手としてサッカーで平和を体現していきたい」、同市出身で被爆3世の安部選手は「小さい頃から平和学習をしてきた。ピッチから(平和の大切さを)発信していきたい」と話し、篠﨑桂子館長にユニホームや千羽鶴などを手渡した。篠﨑館長は「毎年の寄贈がファン・サポーターの中に浸透している。平和への取り組みを日本中、世界中に広げていってほしい」と話した。
 寄贈品は1階入り口に展示している。


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