真っ赤なイチゴ「甘さ十分」 南島原で収穫始まる

真っ赤なイチゴを収穫する山本さん=南島原市加津佐町

 クリスマスシーズンを前に、長崎県南島原市加津佐町の農業、山本伸悟さん(45)のビニールハウスで、ケーキや贈答向けとなるイチゴの収穫が本格的に始まった。
 11棟(計約30アール)で、甘みと酸味が調和した「ゆめのか」、大粒で豊かな甘みと、ほのかな酸味が特長の「恋みのり」を栽培。室温約30度に保たれたハウス内では、早朝から家族で熟したイチゴを一つ一つ丁寧に収穫していた。東京や大阪、福岡など都市圏を中心に出荷される。
 山本さんは「夏場の高温で開花が遅れ、例年よりやや小粒だが、甘さは十分。求めてきた品質になってきた」と心地よい汗を流していた。


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