ハウステンボス創業者・神近氏の自伝寄贈 エコ研究所が県教委に

故・神近氏の自伝を中﨑教育長に手渡す石橋さん(左)=県庁

 エコ研究所(佐世保)は8日、ハウステンボス創業者の故・神近義邦氏の自伝「シーボーンキングダム-千年の時を刻む-」69冊(約25万円相当)を長崎県教委に寄贈した。
 「エコロジーとエコノミーの共存」がテーマで、深刻化する地球環境の変化に警鐘を鳴らしたいとの思いを元に出版された。県庁で贈呈式があり、同社代表取締役で神近氏のおい、石橋卓弥さんが中﨑謙司教育長に本を手渡した。
 石橋さんは「一つのことに情熱を傾けることや信念を持つことの大切さが若い人に伝われば。(おじは)田舎でもことをなそうと思えばなせることを示してくれた」と話した。
 中﨑教育長は「子どもたちが学習するだけでなく、チャレンジすることを大切にしていきたい。生徒や先生方に読んでもらい、学びを感じ取って、本県のために取り組んでもらう契機にしたい」と礼を述べた。県立高と特別支援学校に配布するという。


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