19日に開業する長崎市新大工町の「新大工町ファンスクエア」1階に入居する地元スーパー「ジョイフルサン」は16日、近隣住民や会員向けに先行オープンした。招待券を持つ人を対象に17日も開く。
「Next Joy（ネクスト ジョイ）！」をコンセプトに新体験の買い物を提供するとしている。従来のレジに加え、新たなデジタル技術を活用した会計方法を採用した。スマートフォンのアプリを使って売り場で商品をスキャンし、専用レジで精算する「ショップアンドゴー」を導入。レジの待ち時間が削減できるという。
顔認証を登録すると、来店時にポイントを付与するシステムもスーパーとして全国で初めて取り入れた。アプリの使い方などは専門スタッフがサポートする。
長崎の郷土料理を販売するコーナーも同スーパーでは初めて設置。同市の料理研究家、脇山順子さんが監修した「浦上そぼろ」や、衣に味がついた「長崎天ぷら」など数種類を販売する。
先行オープンでは、開店前に約200人が並んだ。買い物を終えた同市西山3丁目の関富美子さん（77）は「今までの店舗と商品も違った。買い物が楽しかった」と話した。新大工町にあるジョイフルサン新大工町店は来年5月まで営業する。
