犬養木堂の謎解きゲーム楽しんで 27日まで岡山の記念館

謎を解き、器を探し出すイベントに登場する宝箱

 岡山市出身の犬養毅元首相(号・木堂、1855~1932年)を顕彰する犬養木堂記念館(北区川入)で、謎解きゲームをしながら、宝に見立てた器を探し出すイベントが行われている。木堂にちなんだ問題もあり、記念館は「催しを通じて、木堂に理解を深めて」と参加を呼びかけている。27日まで。

 木堂が文字を書き込んだ器を手に入れた老人が館内のどこかに隠した後、死去。遺品からありかを知らせる暗号文が見つかった―という設定。謎解きは5問で、展示品やキャプション(説明分)を手掛かりに解き進め、宝箱を開けたり、解答を暗号文に当てはめたりして隠し場所を突き止める。発見者には記念品を贈る。

 幼き日の木堂や娘の名前にまつわる出題もされている。ゴールまでは2時間ほどかかるといい、館内にはヒントを得られるコーナーも設けている。小学生以下は保護者同伴での参加を推奨する。

 敷地内の庭園では紅葉が見頃を迎えており、イベントを企画した職員国広佳代さんは「秋を感じながら楽しんでほしい」と話している。

 無料。22、24日は休館。問い合わせは記念館(086―292―1820)。

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