グランマルニエ香る☆ガトーウイークエンドショコラ

ガトーウイークエンドといえばレモン風味のシトロンが有名ですが、こちらはチョコレートバージョンです。 バレンタインにプレゼントするのに普通のパウンドじゃなくって、ちょっとおしゃれに作りたいなとチョコ掛けで作ってみたところ、好評だったもので、長年、少しずつデコなどをアレンジしながら楽しんでいるレシピです。 今回はグランマルニエを使って、リッチで大人っぽいガトーウイークエンドショコラに仕上げました。 また、通常、パウンド生地はバターに砂糖を加えて空気をふくませて作るものが一般的ですが、こちらでは溶かしバターを使って、ホイッパー(泡だて器)で手で順番に材料を混ぜながら作る生地にしています。思い立ったら作れること、細いパウンド型にも生地を流しやすい点、後で焼きあがりの上部をカットすることから、高さを出すことも目的にしています。 工程が多く感じますが、細かく説明するため写真を多用しておりますので、実際には比較的簡単に仕上げられると思います。 バレンタイン おしゃれなお菓子レシピ特集はこちら

by Minamiさん

このレシピの材料


数量:スリムパウンド型 2本分

ショコラのパウンド生地

全卵… 2個

グラニュー糖… 110g

薄力粉… 90g

バター… 110g

ココアパウダー… 15g

ベーキングパウダー… 2g

グランマルニエ 限定ボトル カフェパリジャン 40% 700… 15cc

仕上げ(デコレーション)

コーティング用チョコレート… 200g

チョコペン(ホワイト)… 2本

オレンジピール… 適量

ピスタチオ… 適量

コーンフレーク… お好みで

ケーキピック… 2個

下準備


・材料は軽量しておく。 ・卵、バターは常温に出しておく。 ・粉類は合わせてふるっておく。(薄力粉+ココアパウダー+ベーキングパウダー) ・型に合わせてオーブンシートをカットしておく。(繰り返し使えるシートをカットする場合の説明は下記に) ・オーブンを180℃に予熱しておく。

「cottaオリジナル くりかえし使えるオーブンシート」のカットについて


1.毎回パウンド型にクッキングシートをカットするのって手間ですよね。よく使う型の場合、くりかえし使えるオーブンシート」を型に合わせてカットして使えば、名前の通り、繰り返し使えて、さらに、カットの手間も省けます。 私は持っている型のうち、よく使うものはこちらのオーブンシートを使っています。 今回は「cottaオリジナル スリムパウンド型23cm」に合わせてカットしてみました。 こちらのパウンド型は細長いタイプなので、シートは「30×100cm」を使用しました。 シートの端をパウンドの側面に合わせて、底、反対の側面に合わせて、必要な部分+1、2cm程度多めにして、カットし、パウンドの外側に長方形のシートを合わせて、大体の形にカット。あとはパウンドの内側にシートを入れて、余分の部分をカットすれば完成。

2.そうすると、シートの横、かなりのサイズが中途半端に余ってしまうと思います。 こちらはちょうど12cmのデコ型に使用できます。 写真左がパウンドをカットした時に出た余りです。 写真右が実際にデコ型の高さに合わせてカットしたもの。 こちらはちょうど、余ったシートを縦長にして、縦に半分にはさみでカットするとちょうどいい高さに。

3.また、今回はパウンド型2本分のシートをカットしたため、あまりがもう一枚出ました。 1枚目の余りを縦半分にして、側面用に、もう1枚のシートは底の丸い部分をカットすると2枚できます。 また、10cmの小さなデコ型も同様に出来ますよ。 ほかにもミニパウンドなどに使用したり、 小さな生地を絞ってちょっと焼く用に小さいシートがあると何気に便利です。 あまりもお使いの型に合わせてカットすれば、無駄なく使用できますよ♪

4.材料は軽量しておきます。バターは角切りにしておくと溶けやすいです。 粉類は合わせてふるっておきます。

5.先にバターを湯煎して溶かしておきます。

6.全卵をボールに割り入れ、泡立て器でよく混ぜてから、グラニュー糖を入れて、しっかり混ぜます。ぐるぐると泡立て器でしっかりグラニュー糖が溶けるまで混ぜます。

7.ふるっておいた粉類(薄力粉+ココアパウダー+ベーキングパウダー)を1/2ずつ入れ、よく混ぜます。 最初から勢いよく混ぜると粉が飛び散るので、最初はボールの外側からゆっくりとやさしくぐるぐると混ぜていき、次第に粉が中央に集まってくるので、泡だて器を中心に徐々にいくようにぐるぐると混ぜます。 最後は滑らかに、粉気がなくなるまでよく混ぜます。

8.4にグランマルニエを加え、よく混ぜます。 グランマルニエの量はお好みで調整してください。

9.湯煎して溶かしておいたバターを5のボールの中に少しずつ入れて混ぜていきます。

10.しっかりバターが混ざってつやのある生地になったら完成。

11.生地を1/2ずつになるようにオーブンシートを敷いておいた型に流しいれます。小さめのゴムべらなどで、最後に表面をならしておきます。

12.天板に2本並べて、180℃のオーブンの中段、(なければ上段か下段、お使いのオーブンに合わせてご使用ください)約24~26分程度焼きます。焼き時間はお使いのオーブンに合わせて調節してくださいね。 (使用しているオーブンは「東芝石窯ドーム」です。こちらのオーブンの天板は横長なので、写真左に向かって庫内に入れます。) 竹串をさして生の生地がついてこなければ焼きあがりです。

13.焼きあがったらシートの両サイドを持って、ケーキクーラー(網)の上に置いて冷まします。 粗熱が取れたら、シートを外し、パウンドの上の部分を下に、底が上になるようにひっくり返してしっかり冷まします。(このお菓子は最終的に底が上になります)

14.完全に冷めてから、ナイフでカットします。 まずはパウンドの上の膨らんだ部分が底になるので、平らになるようにカットします。 「VICTORINOX ウェーブナイフ25cm」を使うと一気にカットできて便利です。長いナイフ、または、よく切れるナイフ、包丁を使うときれいに切れます。

15.次に底の部分を「ダイヤ」のようなカットにしていきます。まずはパウンド生地を横において、底の部分をまず、斜めにカットします。

16.1か所縦長のカットした後。底が上に向いている状態です。 同じように反対側もカットします。

17.次に辺の短い部分。先にカットした、両サイドの斜めの部分に向かってカットします。

18.全部カットした後。両サイドの細い部分、前後の短い辺と4か所カットします。

19.ピスタチオをローストしておきます。パウンドを焼いた後、まだ熱いオーブンにシートの上にピスタチオを数個乗せて、160℃のオーブンに約5分ローストします。 オーブンが熱い場合は、パウンドを取りだしてから2分程度後に入れるといいと思います。 焼き色がつきすぎないように様子を見てくださいね。

20.ローストしたピスタチオはまな板の上でナイフなどで細かくカットします。見た目のアクセントになるので、少し大きめなところと、細かいところをあえて作っています。

21.お好みのチョコレート用モールドを使って、デコ用のパーツを作ります。今回は「TC チョコモールド ハートライン」を使用しました。ハートにラインが入っている型なので、おしゃれなハートチョコに。 ホワイトのチョコペンを50℃のお湯を高さのある耐熱カップやマグカップなどに立てて入れ、湯煎して溶かしておきます。 型にホワイトチョコを1/2程度入れて、オレンジピール、小さく砕いたコーンフレークを入れます。

22.型の一番上までホワイトチョコを入れて、オレンジピールとコーンフレークにかぶせます。 冷蔵庫に入れてしっかりと冷やし固めます。

23.型から外すときは、しっかり固まってから、お皿の上に型をひっくり返しておき、軽くティースプーンなどでポンとやさしく1回たたくとお皿の上にきれいに落ちます。

24.コーティング用のチョコレートを湯煎して溶かしていきます。全量を最初から入れると、溶けにくいので、1/3ずつ入れて、溶けたらまた入れるを繰り返してしっかり溶かします。 (実際にはこの分量は余りますが、ぎりぎりですと、きれいにコーティングが出来ませんので、多めにしています)

25.☆コーティングを始める前に、チョコはすぐに固まってくるため、トッピングの材料はすべて用意しておきます。 (型から抜いたハートのチョコ、刻んだピスタチオ、オレンジピール) また、ホワイトのチョコペンを上記と同様にもう1本湯煎して溶かしておきます。

26.すべての準備が整ったら、パウンドをケーキクーラーの上に置き、下にちょっとふちのあるお皿などを置いてチョコをかけていきます。(お皿はできれば同じものが2枚あると便利)上はきれいにかかりますが、側面、特に角が残りやすいので、その点を気を付けてかけていきます。 全部チョコをかけたら、きれいなお皿の方にケーキクーラーごとパウンドを移しておきます。 下に落ちたチョコを再びゴムべらで取って、湯煎しているボールに戻しておきます。

27.チョコが完全に固まると、ケーキクーラーにくっついてしまうため、パレットナイフなどを底に入れておき、時々くっつかないように見ておきます。 (パレットナイフにもついてしまうので、パレットナイフの位置も時々ずらしてください)

28.用意して置いたハートのチョコを置き、溶かしておいたホワイトのチョコペンでラインを斜めに描きます。手を早く動かして、ちょっと上から線を描くようにするのがコツ。

29.チョコが乾かないうちに、オレンジピールとピスタチオを上に乗せ、スリムパウンド専用のゴールドトレーに移します。

30.仕上げにケーキピックをさしますが、少し深めに、そして、ひし形のような形にさすのではなく、少し、角を斜めにさすような感じにします。(箱に入れたときにひっかかるため) ここまでの工程を一度に2本やるのは大変なので、チョコを湯煎して置いて、1本ずつ仕上げた方が落ち着いてできると思います。

31.完成です!

32.カットした断面です。 カットする際は、そのまま力でカットするとチョコが割れてしまうので、ナイフを一回ずつ温めて、やさしく少しずつナイフを動かしながら行うと、きれいにカットできますよ。

33.カットした時に出た、上の部分(写真右側の生地)、そして、湯煎して余ったチョコレートを使って・・・。

34.カットしたパウンドの上の部分の両サイドにちょうど合うぐらいの抜き型(こちらはハート型ですが、何でもOK)で生地を抜いて、湯煎して残ったチョコをかけて、同じく溶かしたホワイトのチョコペンでかけて、残りのピスタチオをかければ、一口サイズのお菓子も。 型で抜くのが面倒であれば、サイコロ状にカットして、同様にしても。プレゼント前のお味見用になりますよ☆

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