大村で秋まつり 無形文化遺産登録勧告 「黒丸踊」で会場を魅了 

「おおむら秋まつり」で会場を魅了した黒丸踊=大村市、ボートレース大村第5駐車場(市観光コンベンション協会提供)

 長崎県大村市内の伝統芸能やダンスを披露したり、特産品を販売したりする「おおむら秋まつり」(協賛会主催)が13日、同市玖島1丁目のボートレース大村第5駐車場であった。
 会場では県内のご当地グルメ46店が並ぶ「ご当地自慢グルメフェア」(市観光コンベンション協会主催)も同時開催され、多くの家族連れでにぎわった。
 ステージイベントでは、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録勧告された「風流踊(ふりゅうおどり)」を構成する黒丸踊が登場。梅の造花を飾り付けた大花輪や武士に扮(ふん)した子どもたちの舞が会場を魅了した。
 大薩摩黒丸踊保存会の前川與会長は「コロナ禍で練習も十分にできない中で続けてきたため、登録に期待している。こうして市民に披露する場を大事にしたい」と話した。


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