警察犬目指す30頭を審査 上三川【動画】

容疑者役の腕にかみつく犬=18日午前、上三川町東蓼沼

 犯人追跡や行方不明者の捜索を行う警察犬の嘱託審査会が18日、上三川町東蓼沼の蓼沼緑地公園運動広場で行われ、シェパードなど4種30頭と指導士13人が参加した。審査に合格すると、来年1月から1年間、県警犬として活動する。

 審査は芝生上の足跡に残るにおいを追う「足跡追及」、同じにおいを探し当てる「臭気選別」、容疑者を制圧する「警戒作業」の3種目で行われた。

 警戒作業では、四つのテントの中から容疑者役が隠れるテントを捜索。発見すると、ほえて居場所を伝えるとともに、容疑者役の腕にかみついて捕らえた。

 県警によると、近年行方不明の高齢者捜索のニーズが高まっているという。赤坂真(あかさかまこと)鑑識指導官は「合格し、早期発見のため警察官と共に頑張ってほしい」と話した。

足跡のにおいをたどる犬=18日午前、上三川町東蓼沼

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