人の支えになるような大人に 思い出のスライドに沸く 上越市二十歳を祝うつどい 節目迎えた1282人参加

 上越市は19日、同市下門前のリージョンプラザ上越で「二十歳を祝うつどい」を行った。人生の節目の20歳を迎えた1282人が参加。友人らとの再会を喜び、今後の人生への決意を新たにした。

晴れの日に晴れ着で友人と記念撮影

 民法改正で今年4月から成人年齢が18歳に引き下げられたが、同市は従来通り20歳を対象に、名称を成人式から変更して実施した。新型コロナウイルスの感染状況により当初の4月2日から延期しての実施となった。対象者は2001年4月2日から02年4月1日までに生まれた2066人。出席率は61・3%だった。
 第1部は式典。中川幹太市長は「上越は豊かな自然に育まれた魅力の宝庫。躍動感あふれる若者が集まるまちづくりをしたい」とあいさつ。出席者を代表して五十嵐龍輝さん(21)が「20歳という節目だが、社会人としては未熟。人の支えになれるよう精進したい」、小島凌さん(同)が「上越や世話になった人たちにお返しができる大人を目指しましょう」とスピーチした。

代表としてスピーチした小島さんと五十嵐さん(左)

 第2部は対象者でつくる同イベント実行委員会主催の記念行事。初めに幼少時代から小中学校の写真を収めたスライドショーを上映。中学3年時の担任ら60人からのメッセージも写し出され、会場を沸かせた。越後上越上杉おもてなし武将隊の協力で対象者に感謝したいことや、これから頑張りたいことなどを聞く「二十歳の主張」も行った。
 実行委員長の小林遥さん(21)は「今までを振り返り、今後の原点となるよう計画した。やりきれて良かった」と振り返った。現在、石川県で暮らす野﨑美輝さん(同)は「(友人は)振袖で大人っぽくなっていた。久しぶりに会えてうれしい」と話した。

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