「賞金王決定戦」初開催に向け スタンド棟別館が完成 大村ボート

スタンド棟別館の一般観覧席=大村市、大村ボートレース場

 長崎県大村市玖島1丁目の大村ボートレース場で12月13日から、SG競走の中で最も格式のある「グランプリ(賞金王決定戦)」が初開催されるのに向け、建設が進められていたスタンド棟別館が完成。11月19日から営業が始まった。
 鉄骨造り3階建て、延べ床面積約1100平方メートル。2階に134席の一般観覧席、1階にイベントホール、3階に多目的スペースを備える。総事業費は約7億円。競走水面には防風施設や防音設備も整備した。
 18日には同レース場でのレースに合わせ、元従業員約80人を招いてテスト運用。館内に設置された投票機や映像機器が正常に作動するかなどを確認した。
 市ボートレース企業局の馬場宏幸局長は「基本的にはビッグレースやツアー客を迎える際などに使用する。グランプリに向け準備も着々と進んでおり、職員一丸となって必ず成功させたい」と話した。


© 株式会社長崎新聞社