【足利】西宮町の西宮神社で19日、恵比寿(えびす)講が始まり、開運や商売繁盛などを願う参拝客でにぎわった。新型コロナウイルス禍の影響で、開催は3年ぶり。20日は午後3時ごろまで開かれる。
約600メートルの参道には熊手、お宝飾りなどの縁起物を扱う露店が連なる「おたから市」が立ち、縁起物が売れるたびに、威勢のいい手締めや、拍子木の音が響いた。今年は3年前より30店ほど多い、125店が立ち並んだ。
熊手を購入した山川町、会社役員真尾進一(ましおしんいち)さん(61)は「毎年来ていたので、再開を楽しみにしていた。いつものおたから屋さんで買った。景気が良くなるといいね」と話していた。
同神社の恵比寿講は1603年に兵庫・西宮神社の西宮大神を勧請して始まり、関東地方で最古とされる。