3人制バスケットボール ウインターカップ県予選快進撃の大分工業が西日本エリア大会に出場 【大分県】

全国高校バスケットボール選手権大会(ウインターカップ)の県予選では、男女合わせて唯一シード校に勝利した男子の大分工業。県予選後間もない19日、佐賀県で行われた3人制バスケットボール「3×3」の県代表としてU18日本選手権西日本エリア大会に出場したのは3年生の山本尭生、日高颯真、水口尚、2年生の麻生翔太の4選手だった。

水口は進路の関係でウインターカップ県予選に出場しなかったが、他の3人はスタメンとして出場し、大分工業の快進撃の立役者となった。麻生が試合をつくり、山本、日高が得点源として勝利に貢献した。準々決勝の大分舞鶴戦では序盤からリードし、第4クオーターで相手のオールコートプレスに苦しみ逆転されたが、試合終了間際に麻生が2本のフリースローを決めて、1点差で勝利した。準決勝は優勝した別府溝部学園に負けたが、目標の4強入りを達成した。

得点源として活躍した山本尭生

この手応えと勢いを3人制でも発揮した。「3×3は5人制に比べるとスペースがあるので1対1を仕掛けたい」と大会前に語っていた山本が持ち味の攻撃力を発揮した。予選リーグ1勝2敗で敗退となったが、3年生の3人は、最後の公式戦を存分に楽しんだ。

新チームのキャプテンとなった麻生は、「3年生と一緒にプレーできて楽しかった。(5人制では)先輩たちが達成したベスト4をキープできるように年明けの(県高校)新人大会で結果を残したい」と語り、福山浩史監督は「麻生は3人制の大会でいい経験をしたので、チームに還元してほしい」と新チームの柱として期待する。

3×3のU18県代表として西日本エリア大会に出場

(黒木ゆか)

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