宇都宮市が東口新施設で集団接種へ 飲食店の割引特典も

接種会場となるJR宇都宮駅東口の交流拠点施設「ライトキューブ宇都宮」

 年末に向けて新型コロナウイルスワクチン接種を促進するため、宇都宮市の佐藤栄一(さとうえいいち)市長は24日、月末に開館するJR宇都宮駅東口の交流拠点施設「ライトキューブ宇都宮」の大ホールで、約3千人分の大規模集団接種を12月に行うと発表した。11月26日午前8時半から、専用サイトなどで予約を受け付ける。

 集団接種は働く世代が受けやすいよう、金曜夜間と土日に設定。12月9、23日の午後7~9時に各日約360人分、17、18日の午前10時半~午後8時半に各日約1080人分を行う。17、18日は各日120人まで、予約なしでも当日受け付ける。

 いずれもオミクロン株BA5対応の米ファイザー製ワクチンを使用する。接種した人には隣接の商業施設「ウツノミヤテラス」内の飲食店などで割引などの特典を受けられる「接種済みサービス券」を配布する。

 オミクロン株対応ワクチンを接種した12歳以上の市民は今月20日時点で20.4%。全国平均を5.7ポイント上回っているが、佐藤市長は「感染は第8波に入ったものと考えられ、ワクチン接種の加速化が必要」と指摘。「駅東口エリアの散策も兼ねて、この機会に早期の接種を検討してほしい」と呼びかけた。

JR宇都宮駅東口の新施設での集団接種利用を呼びかける佐藤市長

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