独1部レバークーゼンから育成学ぶ V長崎、アカデミー指導者向け講習会

アカデミーチームを指導するチャニエツキー氏(左から2人目)=諫早市サッカー場人工芝ハーフコート

 サッカーJ2のV・ファーレン長崎は15~20日、育成分野で提携、協力しているドイツ1部レバークーゼンの指導者を招いて、クラブ内のアカデミー指導者を対象とした講習会を実施した。
 レバークーゼンは将来有望なジュニア選手を学童期から継続的に育成する。ワールドカップ(W杯)の日本戦に出場したドイツ代表のFWハバーツら、各国代表に輩出してきた実績がある。V長崎は2019年から提携しており、レバークーゼンからの指導者派遣は3回目。当初、提携期間は21年までの予定だったが、コロナ禍で活動できなかったため、23年まで延長して交流を続ける。
 講習会は諫早市にあるクラブハウスで実施。講師はトップチームの監督ライセンスを持つスラヴォミール・チャニエツキー氏が務めた。講義では「若手にはモチベーションを与えないといけない。目的意識を理解させ、学習環境を整えてほしい」と強調。実技では9~11歳のアカデミーチームに直接指導しながら、攻撃練習やミニゲームの行い方を示した。
 V長崎の前田悠佑アカデミーダイレクター補佐は「スカウトから基礎カリキュラムまで多彩な先端の育成技術を学べた」と感想を語った。


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