フクラギ刺し身でアニサキス食中毒 福井県の量販店で購入の70代男性

福井市保健所=福井県福井市西木田2丁目

 福井県の福井市保健所は11月28日、同市の量販店で購入したフクラギの刺し身を食べた、市内の70代男性が腹痛などの症状を訴え、食中毒と断定したと発表した。男性の胃から魚介類に寄生するアニサキスが見つかった。入院しておらず、回復に向かっているという。

 市は食品衛生法に基づき、同店に対し冷凍処理などを行っていない生食用魚介類の販売を11月28日の1日間、停止処分とした。

 市によると、男性は24日午後1時半ごろに刺し身を購入し、同5時ごろに自宅で食べ、約13時間後に症状が出た。男性から連絡を受けた量販店が28日午前に市保健所に報告した。

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