見目芳賀町長勇退へ 不出馬意向固める 来春の統一地方選

見目匡芳賀町長

 任期満了に伴い来年4月18日告示、同23日投開票で行われる芳賀町長選で、2期目の現職見目匡(けんもくただし)氏(70)が出馬せず、勇退する意向を固めたことが28日、関係者への取材で分かった。

 同町長選では、道の駅はがを運営する芳賀町ロマン開発社長で、元同町総務企画部長の大関一雄(おおぜきかずお)氏(61)が立候補する意向を固めている。このほか表面化した動きは見られず、態度を明らかにしていない現職の動向が注目されていた。過去の町長選では町を二分する戦いが繰り広げられており、見目氏には「政争の町」となることを避けたい思いがあるとみられる。

 見目氏は、町議6期目途中に辞職して2015年4月の町長選へ無所属で立候補、3選を目指した現職の豊田征夫(とよだゆくお)氏に74票差で競り勝ち、初当選した。2期目を目指した前回19年4月の町長選でも新人候補を退け、再選を果たした。

 見目氏は近く同町内で開く予定の記者会見で、態度を表明するとみられる。

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