赤信号無視し車に衝突… 路面電車の運転士(57)業務上過失傷害の疑いで書類送検

ことし2月、広島市で広島電鉄の路面電車と乗用車が衝突した事故で、警察は、赤信号を無視して事故を起こしたとして路面電車の運転士(57)を書類送検しました。

業務上過失傷害の疑いで書類送検されたのは、広島電鉄の57歳の男性運転士です。

警察によりますと、運転士は、ことし2月20日午前7時半ごろ、広島市西区で路面電車を運転中に赤信号を無視して交差点に侵入…、乗用車と衝突し、車を運転していた20代の男性にけがをさせた疑いがもたれています。

警察は、路面電車と乗用車のドライブレコーダーから赤信号無視が確認できたとしていて、調べに対して運転士は、容疑を認めているということです。

この事故で、路面電車は脱線し、およそ4時間半にわたって運転が見合わされていました。

中国運輸局は3月、事故の原因は運転手の信号無視だったとして、広島電鉄に対して再発防止策などの改善を指示しています。

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