北陸電力、家庭向け電気の規制料金45.84%値上げ申請 2023年4月実施目指す

北陸電力本店(富山県富山市)

 北陸電力(本店富山市)は11月30日、家庭向け電気料金の規制料金について、平均45.84%の値上げを経済産業省に申請した。一般家庭のモデルケースで月2696円の増額となる見通し。国審査を経て来年4月からの実施を目指す。⇒2023年3月期は過去最悪1000億円赤字…「対処可能な範囲を大幅に超えた」

 北陸電力は今年10月、2023年3月期の連結経常損益が過去最悪の1千億円の赤字になるとの業績予想を発表。純損益は900億円の赤字を見込むとしていた。

 申請は電力大手10社のうち東北、中国、四国、沖縄電力に続き5社目で値上げ率は最大。申請が認められれば北陸電の規制料金の値上げは1980年以来となる。

© 株式会社福井新聞社