スズキアスリートクラブの大石巧さん(26)。磐田市のアンカーです。
<磐田市・大石巧選手>
「平均したら1日30kmくらい(走るが)練習によっては1日50kmとかしんどい」
高校までサッカーをしていた大石選手が陸上を本格的に始めたのは、大学生の時でした。
<大石選手>
「夢を追いかけて、がんばっている自分が好きで、何か目標が欲しいと思った時に箱根駅伝を見るのが昔から好きで、大学駅伝ファンだったところから『よし、やるか』となった」
夢を追いかけ、箱根駅伝の常連校、城西大学に進学。3、4年と2年連続で8区を走りました。そんな大石選手は2022年、ある記録を打ち立てました。
<大石選手>
「あそこまでいけると思ってなかったので、ラッキーくらいな」
7月。北海道で開かれた大会の5000mで、13分38秒をたたき出し、静岡県記録を更新したのです。静岡ナンバー1ランナーに、磐田市のメンバーも期待を寄せます。
<磐田市 伊藤裕子監督>
「小中高生に走ることの素晴らしさを伝えてほしい。ガッツと粘り強さで最後まで走り抜いてほしい」
大石選手には、大会の前日に必ず食べるものが。それはうなぎ。
<大石選手>
「うまいっすね。やっぱりうなぎは。ある日うなぎを食べて、次の日レースで自己ベストが出たので食べるようになった。区間賞の味がしますね」
明るい大石選手の、走る理由とは。
<大石選手>
「わたしが走る理由は家族や友人が喜んでくれるから。友人が『最近どうなの?次何出るの?』っていってくれる。友人が気にしてくれるのががんばる理由に一番なっている」
11月のジュビロマラソンです。大石さんは、親友の応援に駆けつけました。
<大石選手>
「普段応援してもらっているので、みんなが頑張っているところも応援したい」
4歳からの幼馴染の大倉和也さんです。
<大倉和也さん>
「(大石選手は)保育園の時からなんでも一番だったという感じがします。レースの動画が出ていれば全部見るので、終わった直後に感想をいう」
Q.駅伝当日は応援に行くか?
「行きます」
しずおか市町対抗駅伝出場は6年ぶり。応援してくれる友人のために全力を尽くします。
<大石選手>
「静岡県ナンバー1の選手になったので、そのブライドをもって1つでも順位を上げられるように磐田市のためにがんばりたい」