ぴょんと飛躍の新年に 那珂川・小砂で干支の置物作り【動画】

作業場にずらりと並んだえとの置物=3日午後2時5分、那珂川町小砂

 栃木県那珂川町小砂(こいさご)の小砂焼窯元「藤田製陶所」で、来年の干支(えと)「卯(う)」にちなみ、ウサギの置物作りが進んでいる。

 耳がピンと立ったデザインで、色は小砂焼の特徴である金結晶はじめ赤、白の3色。大きさは高さ10センチ、幅5センチの手のひらサイズ。

 冷え込んだ3日も、藤田真一(ふじたしんいち)代表(68)は白い息を吐きながら、型から取り出した粘土を丁寧に手で整えるなど黙々と作業。「大きな耳と目で先を見据え、ぴょんと跳ねる飛躍の年になってほしい」と期待を込めていた。

 年末までに千個(1個1760円)を作製する予定。同製陶所の売店や道の駅ばとうで販売されている。

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