栃木県内は6日未明、上空に流れ込んだ強い寒気の影響で、宇都宮で初雪が観測された。宇都宮地方気象台によると、平年より10日、昨年より24日早い。那須高原では、県内で今シーズン初となる3センチの積雪が観測された。
同気象台によると、宇都宮では6日午前3時6分から同4時10分にかけて、雨などの降水現象を調べる感雨器で断続的にみぞれを観測した。積雪はなかった。
また奥日光など県北でも降雪がみられた。日光市中宮祠の県日光自然博物館によると、5日深夜からみぞれや雪などが降り、6日朝にはうっすら積もっていたという。日中も降り続き、中禅寺湖周辺では昼前、身を縮めながら傘を差して歩く人の姿が見られた。
県内各地は気温が上がらず、午後4時までの最高気温は小山7.7度、宇都宮7.1度、大田原6.0度など、多くの観測地点で最も寒い時期を下回った。同気象台は県北を中心に路面の凍結などに注意を呼びかけている。