くすぐったい? 那珂川・鷲子山上神社でフクロウ像すす払い

竹ですすを払う参拝客ら

 「フクロウ神社」として知られる那珂川町矢又の鷲子山上(とりのこさんしょう)神社で9日、高さ約7メートルの巨大フクロウ像のすす払いが行われた。

 今年1年の苦労をはらい清め、来年の幸福(不苦労)を願おうと、「いいふく」の語呂合わせにちなみ毎年12月9日に行っている。

 参拝客や神社の関係者ら約90人が、おはらいを受けた後、ほうきに見立てた長い竹でフクロウ像のすすを丁寧に払った。また、境内にある約150体のフクロウ石像を、布で一つ一つ磨き上げていった。

 初めて参加した宇都宮市、会社員川村政男(かわむらまさお)さん(54)は「今年は仕事で苦労した。感謝を込めてすすを払ったので、来年は苦労のない穏やかな年になれば」と願っていた。

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