子どもたち製作の映画3作品上映 岡山で17日フェス 踊りや演劇も

 子どもたちが製作した短編映画の上映やキッズダンスの発表を組み合わせた「シネマフェスティバル」が17日、岡山市北区天神町の岡山県立美術館ホールで初めて開かれる。短編映画は10~15分の3作品で、映像作家の大西貴也さん(35)=同市=が指導する「こどもえいがクラブ」に参加した県内の未就学児と小中学生計14人が企画や撮影、編集を担った。

 4~7歳児が手がけた「こおりのまち」は、街が凍った原因を突き止めるために2人の少女が立ち上がる物語。8~10歳児による「まほうのカギ」は、鍵がきっかけとなって戦いが始まる。中学生の「おばけの子」は、森の中でお化けの子が魔女やロボットと出会い、不思議な冒険を繰り広げる。

 作品がカンヌ国際映画祭にノミネートされたこともある映画監督の山崎達璽さんをゲストに迎え、上映後に講評を求める。

 こどもえいがクラブは6月にスタートし、ワークショップ形式で映像作りを体験。代表の大西さんは「絵を描くのと同じように映像で表現できることを知ってほしい」と話す。

 シネマフェスは一般社団法人シネマフィルム(岡山市南区妹尾)が主催。ダンスや演劇、着ぐるみショー、音楽ライブ、大西さんが監督した作品の上映なども予定する。

 正午~午後7時半。定員200人。チケットは中学生以上が前売り千円(当日1500円)、小学生以下は無料。問い合わせ、申し込みはシネマフィルムのホームページ(https://cinemafilm.jp/)。

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