広島県内では、労働災害で亡くなっている人がすでに去年1年間の2倍以上になっていて、広島労働局は、「死亡災害多発警報」を発令しています。
広島労働局によりますと、先月末時点で県内の労災による死者は24人で、すでに去年1年間の総数11人の2倍以上となっています。
こうした事態を受け、広島労働局は、今月1日から来月15日までの間で死亡災害多発警報を発令しました。
業種別では、運輸交通業が7人と最も多く、建設業6人、製造業4人と続きます。事故原因は、「墜落・転落」が9人と最も多くなっています。
広島労働局では、「基本的な安全措置がとられていなかったことが一因と推定。事業者や関係者に基本的な安全措置の徹底を求める」としています。