鳥インフル対応経費に13億円 岡山県が補正予算案発表

岡山県庁

 岡山県は13日、倉敷市の三つの養鶏場で相次いで発生した高病原性鳥インフルエンザに対応するための経費13億6600万円の2022年度一般会計補正予算案を発表した。開会中の11月定例県議会に追加提案する。

 鶏の焼却や埋却、消毒といった防疫措置経費11億7千万円、鶏や卵の移動を制限された周辺農場への損失補償870万円などとなっている。

 農場の事業再開・継続支援として、必要な資金を借り入れる際に国と県で利子を負担するための債務負担行為も設定した。

 補正予算案の県負担は7億5500万円で、財政調整基金を取り崩して対応。残りは国庫支出金で賄う。

© 株式会社山陽新聞社