【高根沢】町が主催する新たなイベント「丘の上の音楽祭」が18日、道の駅たかねざわ元気あっぷむらで開かれる。交流人口の増加を目的に2016年に始まり、新型コロナウイルス禍で中止している「高根沢ロックサイドマーケット」の流れをくみながら、場所や規模などを変更した新企画。音楽を楽しむことを主テーマとし、食やワークショップなど県内外の出店者が集う。
20年から開催できていない同マーケットは、JR宝積寺駅前のちょっ蔵広場に最大120店が軒を連ね、約4万人が訪れる人気イベントとして知られる。それに替わる新企画の実施に当たり、町は「コロナ禍での密集を避けたい半面、『ロックサイドを再び』というファンの思いをくんだ」と説明する。感染防止対策のためコンセプトを変更し、規模を縮小したほか、会場を道の駅に移した。
当日は、シンガー・ソングライターの高橋飛夢(たかはしとむ)さんや5人組のSAIRU(サイル)ら4アーティストが参加し、会場を盛り上げる。
フードコーナーには、イタリア料理をはじめ、カレー、お好み焼き、パン、ピザといった10店が参加。雑貨コーナーやワークショップには、宝積寺駅前のお試し創業施設「クリエイターズ・デパートメント」内の2店を含む計18店がお目見えする。
イベントの今後について、加藤公博(かとうきみひろ)町長は「丘の上の音楽祭として継続していくのか、再び高根沢ロックサイドマーケットとして復活するのかは、コロナの行方を見て判断したい」と話している。
入場無料。午前10時〜午後4時。JR宝積寺駅西口から無料シャトルバスを運行する(午前8時50分始発)。