スノーレジャーの安全と積雪願う 真庭・蒜山地域の3施設

シーズン中の安全や積雪を願った祈願祭

 真庭市蒜山地域にあるスノーレジャー3施設の安全祈願祭が17日、同市蒜山下和の宿泊施設「蒜山なごみの温泉 津黒高原荘」で行われた。各施設とも、雪はまだうっすら積もる程度。出席した観光関係者はシーズン中の無事故とともに、十分な積雪を願った。

 「津黒高原」(同所)と「ひるぜんベアバレー」(同市蒜山本茅部)の2スキー場と、休暇村蒜山高原(同市蒜山上福田)の「ひるぜんキッズスノーパーク」の各代表者や太田昇市長ら約30人が出席。地元の中和神社の入澤喜一宮司(56)が祝詞を奏上し、出席者が玉串をささげた。

 昨季は降雪に恵まれて営業日数が増え、3施設で計約4万9千人が来場。新型コロナウイルス禍でも例年以上を記録した施設もあった。今季は各施設とも今月下旬のオープンを見込み、計5万8千人の来場を目指す。

 蒜山観光協会の石賀幹浩会長(52)は「予報では今年も多くの雪が期待できそう。県内外の人に蒜山を訪れ、事故なく素晴らしい思い出をつくってほしい」と話した。

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